休業延長のお知らせ・・・2020/5/7

新型コロナウイルス感染症拡大防止のための休業要請の延長に伴い、以下の期間「そば処・大草」を休業期間を延長いたします。ご理解・ご協力の程、よろしくお願いいたします。

 

休業延長期間:~5/15(金)


休業のお知らせ・・・2020/4/22

新型コロナウイルス感染症拡大防止のための休業要請に伴い、以下の期間「そば処・大草」を休業いたします。ご理解・ご協力の程、よろしくお願いいたします。

 

休業期間:4/25(土)~5/6(水)



プロにこそ教えたい、そば打ち史上初!新技法

 目の前を通ればいつも賑わっているのに、何故か営業時間は昼時の数時間で夕刻には店仕舞いしている。そんなそば屋は多いかも知れません。そばが美味しければ客は来る。それなのに、そばが美味しいのに、何故数時間しか営業しないのでしょう。。。

 

 現在のそば打ちには共通の問題があります。それは、、、

  ・高齢化の問題

  ・跡取りの問題

 

 通常のそば打ち、いわゆる「四つ出し」は、熟練のプロでも3キロ、16~17食程度が1回に作る限界であり、開店に向けて必要となる目安を50食とすると、3回のそば打ちが必要になります。そのため、一般的にそば打ちの朝は早く、朝の5時からそば打ちを始めるところも少なくありません。また、そば打ちは見た目以上に体力を要する作業で、長年のそば打ちによる肉体的な蓄積疲労や腱鞘炎などを理由に店をたたむケースも少なくありません。

 毎日早朝から始まり、そして肉体的にもキツい仕事となれば、好んでその世界に飛び込もうとする若者は、現代には存在しません。そんな理由によって、必然的にそば職人の高齢化は進み、そして跡取りが見つからないままその代で店をたたまざるを得なくなってしまうのです。

 「四つ出し」3回分以上の量のそばを、「四つ出し」1回分の時間で作る《生一本流れ打(きいっぽんながれうち)》は、これらの時間的・肉体的課題を全て解決します。

 

 最近では、そば打ちの世界でも機械化が進みつつあります。中には「手打ち風」を謳った機械も存在します。しかしながら、どんなに優れた機械であっても、本物の手打ちを再現することはできません。本物の手打ちには、機械には真似のできない「ムラ」があるからです。そのムラこそが、そばを平坦でない、抑揚のある豊かな味わいにするのです。

 さらには、仮に機械が本物の手打ちと遜色の無い味を再現できたとして、その機械を動かすのもまた人手なのです。ですから、機械化を進めたとしても、そば打ち職人の労力が軽くなることは無いのです。

 

 《生一本流れ打(きいっぽんながれうち)》は、そば打ちをしながらも肉体的・時間的ゆとりを生み出すため、20余年の歳月を掛けて築き上げた、現行のそば打ちとは全く異なる、新しいそば打ち技法です。

 私はこの《生一本流れ打》を完成させたことで、かつて発症した腱鞘炎も再発することなく、また、趣味に興じる時間も持ちながら、70を過ぎた今現在でも毎日楽しくそば打ちを続けることができています。

 そして、札幌市内で「名水手打そば処 大草 (たいそう)」を営む傍ら、より長くそば打ちを続けることが可能で、次の世代へと継承したくなるような、今よりも肉体的・時間的に余裕を持てる《生一本流れ打》を、現在プロとして活動中の方々や、これからプロを目指そうとする方々に広く教え伝えたいと考えるに至り、そば打ち道場を開設しています。